生き物は生まれてから成長し大人になれば、そこからは肉体が衰え始めます。
人間は他の動物と違い、二本の足で生活をすることを選択したため、
その生活は4本足の生き物と比べ高度に「バランス(平衡感覚)」をとらなければなりません。
老化はこの「バランス」をとるための三半規管が衰えることが始まりです。
平衡感覚と筋肉の働き

皆さん誰でもこのようにペンを机に立てた事がありますよね。
物体はバランスが取れていれば、このように自立することが出来ます。けれども傾いてしまったら、ペンは倒れてしまいますよね。
ここがポイントです。
ペンは生き物ではありませんから、倒れてしまっても怪我はしませんが、
人間の場合は転倒してしまっては大変ですね。

だから三半規管が体の傾きを感知する。 ↓
倒れないように「バランス」をとるために筋肉が働く。
このようにして体を支えているんですね。
人間の二本足での生活は常に高度にバランスをとることが必要不可欠です。
立っていることはもちろん、座って、歩いて、荷物を持って、あらゆる場面で「バランス」が必要ですが、
このような形で「バランス」をとることと密接に関わりながら、
筋肉は 人間の一日の行動の全てを支えているんですね。
体が衰えて老化が始まって怖いのは、
この体の傾きを感知する三半規管が衰え、平衡感覚に狂いが生じることで、
様々な問題が発生することに繋がっていくことになります。